『国際日本研究』は、改組前旧組織である筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻により発行され、国際比較、 国際学の観点から行われる広義の日本研究領域(政治、経済、社会、メディア、文化、言語、芸術、文学研究等)の専攻内外の先端的な研究成果を公表することによって、開かれた議論を促進するために刊行されるものである。
Vol.6
国体護持と「八月革命」 ─ 戦後日本の「平和主義」の生成 ─波多野 澄 雄
U.S. Military Bases and Force Realignments in Japan and Germany
Takafumi Ohtomo
福田恆存の『カクテル・パーティー』受容 ─『龍を撫でた男』を中心に ─
古 田 高 史
中央アジア水セキュリティへの日本の関与
─ JICA「水管理改善プロジェクト」からの一考察 ─
齋 藤 竜 太
Work-Life Balance as an Innovative Concept and its Potential Influence on Japanese Family Life
Tabea Bienek
Vol.5
Japanese Soldier Writers and the American Postwar Purge of Militarists and Ultranationalists
William R. Stevenson III
コミュニケーション研究の分野において評価という用語が指示する対象について
関崎 博紀
「マレーシアマイセカンドホームプログラム」における日本人参加者の異文化接触に関する現状と課題
稗田奈津江・シティ・ハミン・スタパ・ノルマリス・アムザ・ムサエブ・ターライベク
林羅山と『東國通鑑』について
─ 林羅山の『年譜』にある『東國史記』は『三國史記』か『東國通鑑』か ─
西中 研二
戦前日本における公民教育に関する研究
─ 学校教育による「公民」概念の構築を中心に ─
李 宛憓
Vol.4
言語テスト「SPOT」の難易度に影響を与える要因ー選択肢の効果についてー
楊 元・酒井 たか子・小林 典子
Understanding U.S. Overseas Military Presence after World War II
Takafumi Ohtomo
博物館における第二次世界大戦の展示と歴史教育:ヨーロッパの事例
柴田 政子
Vol.3
Revitalization Journalism in Rural Japanese Newspapers: A Case Study of the To-o-nippo- Newspaper and Aomori Prefecture
Anthony S. Rausc
Jawaharlal Nehru’s Asianism and Japan
Zubaidullo Ubaidulloev
Vol.2
入国管理の「再編」とグローバルガバナンス : 国境を越える人の移動をめぐる国家・市場・市民社会
明石 純一
日本映画が辿るアルツハイマー型認知症の30年 : 1970年代 〜 1990年代
今泉 容子
現代日本語の命令形について : 日本語学習者の習得と意識
小野 正樹
大学院における日本語教師養成の課題 : ネイティブ・ノンネイティブによる教師役割観の違い
加納 千恵子
明示的ではない否定的評価の表現の方法 : 日本人大学生同士の会話資料から
関崎 博紀